FM三重「ウィークエンドカフェ」2012年7月21日放送

今回のお客様は、紀北町の夏を彩るお祭り、『きほく燈籠祭』実行委員長・東孝一さんと『きほく夏祭りKODO』の実行委員長・西村友一さんです。

『きほく燈籠祭』は7月28日(土)、『きほく夏祭りKODO』は8月11日(土)開催!
イベントを盛り上げるため、町を盛り上げるために、お二人とも本当に一生懸命です!

東「同じ地域の祭りですが、近隣でもそれぞれの地域に特徴があるので、一緒にしてしまうのではなく、それぞれを認めながら、みんなで各々の祭りをしていきたいですね」

西村「7月の紀北町は熱い、一番熱いです(笑)
毎週来たら、どっかで祭りをやっています。
それぞれが特徴のある祭りなので、どれかではなく、全部に参加してもらいたいですね!」

☆きほく燈籠祭☆

■テーマは『感謝~いつもありがとうの気持ちを胸に~』

今年のテーマは『感謝』。
一旦なくなっていた祭りが、今現在の形に復活して、去年で25年目です。
四半世紀の間、燈籠祭を続けられたのは、燈籠祭に参加してくれる方、協力してくれる方、それから当日お客さんとして来てくれる方があってのことなので、それらのことに対する『感謝』。

それからもう一つ。
昨年の燈籠『火の鳥』は、東日本大震災の被害からの復活・再生の気持ちを込めたんですけど、今年一年経ったところで、もういっぺん考えたんです。
まだ、被災者の方たちは『当たり前』の生活ができていない。
そう考えると、この『当たり前』というのは特別なことで、その『当たり前』に『感謝』せなあかんと。

それと僕らが今年も燈籠祭を開催できるということにも『感謝』。
そして大切なのは、メンバー同士「親しい仲にも礼儀あり」じゃないけど、なんかあった時に「ありがとう」という言葉。
これがないと付き合いでもなんでも、次に続きません。

新たな四半世紀に向けて、これからも燈籠祭を続けていく上で、やはりお互いに「ありがとう」という感謝の気持がないとダメだな、と、一旦区切りを付けたんです。


■燈籠祭りまでのプロセスが大切!

実行委員長となると、もちろん責任感もありますが、いろいろな方からの協力があり、寄付もいただいています。
それはただのお金ではなく、燈籠祭への期待であったり、紀北町への期待であったりするんで、それを思うと、やっぱり生半可なことはできない!・・・という思いになります。
おそらく歴代実行委員長はみな同じ事を思ったんじゃないでしょうか。
よりよい物、よりよい物へと。

今年の燈籠は、『感謝』というテーマに沿って『花束』になっています。
高さ10m、横幅5m、重さ1.9tの大きな燈籠の『花束』が、夜の海に浮かび上がります。
町のみなさんに協力してもらって・・・祭の参加者の延べ人数は120人!
集中制作日には30~40人くらい集まりますよ。

しかし実際、祭りが迫ってくると、天気のこともそうですが、燈籠がどんなふうに見えるのか、『花束』に込められた思いが伝わるのかとか・・・いろいろ悩みますね。
けれど、やってみなくちゃわからないですし、当日までの準備でプロセスの90%は終わっていて、当日は残りの10%。
そこで成功しようが失敗しようが、みんな一生懸命やったら、それで納得するんじゃないかな。

そう、お祭りは5月のスタートからもう始まっているんですよ。
当日を迎えるまでのプロセスが楽しいんです。
企画して、どんどん出来上がっていくのが楽しい。
なので是非、製作所の方にもいっぱい来てもらって、一緒に作業して欲しいですね。


☆きほく夏祭りKODO☆

■スピード重視かパフォーマンス重視か

『きほく夏祭りKODO』のメインイベントは、『イカダレース』です。
去年の参加者は一般部門で40艇、手づくり部門が20艇。
一口に『手づくり』と言ってもスピード重視のものや、パフォーマンス重視のものなど、さまざまです。

参加条件は男女問わず、4人で1チーム。
ただし小学生4年生以下は、保護者同伴で参加して下さいね。
手づくりじゃない場合は、実行委員会が用意したイカダでの参加となります。

賞金は、大きな声では言えませんが、一般参加が3万円。
手づくりチームは、なんと10万円です!

実は、体重は軽いほうが速かったりします。
そう、女性チームのほうが速いこともあるんですよ。

スピードを上げるコツは・・・それぞれ改良を加えて毎年参加されている人もいるので、秘密にしておきます(笑)
でもやはり、単純に体育会系の人は強いな、と思いますね。


■海の楽しさを感じてもらいたい!

今年で『きほく夏祭りKODO』は6回目。
4年前からこの祭りに関わるようになり、今年初めて実行委員長をさせてもらっています。
実行委員長になって責任などは感じていますが、今までは手伝いという立場だったので、あらためて、このイベントがどういうものなのか考えるきっかけになりました。
このイベントは参加型なので、応援とか参加者の表情とかも面白さの一つなのかな、と思います。

今まで出場した手づくりイカダで心に残っているのは、ペットボトルのイカダですね!
エコを考えた方だと思うんですけど。
どうやって組み合わせたのかもわからないような(笑)
参加する人が、どういう思いで参加するのかも、そういった素材や格好から伝わってくるのかも知れませんね。

イカダレースの際には、それぞれのブースにイカダが置いてあるんで、ついつい見ちゃいます。
お、こいつは速そうだな、とか。あの人の筋肉は速そうだな、とか(笑)




東「イベントは、やろうと思ったら誰でもできます。
でもやはり参加型というか、地域の人が盛り上がって、「もうすぐ燈籠祭の季節だ」「もうすぐKODO祭りだなあ」と心躍らせてくれて、一緒に参加する・・・それが祭だと思うんですよ」

西村「まず、自分らが苦労しながらも楽しむことですね。
当日は忙しいですが、終わった時の充実感はイイですよ!
それから、今までお客さんとして見てた花火とは違った形の花火が見えたり・・・してみないとわからない部分が、スタッフとして参加する楽しみの一つですね」